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「死」をネガティブな現象のまま終わらせない。オリジナル映像企画「The Empty Chair」

3 August 2023

CINRA, Inc.の映像チームが、オリジナル映像企画「The Empty Chair」を制作いたしました。  

「死」や「故人との向き合い方」を新しい視点で見つめ直すきっかけをつくりたい

本企画のシンボルは、2脚の椅子。ひとつは語り手が座り、もうひとつは空席となっています。そこには「亡くなった人の想いが、語り手を通して生き続けている」=「空席に居る人が、語り手を通すと 『見える』」 というコンセプトが込められています。
身近な人の死を経験した、残された側の人は、その悲しみとともに生きていかなければなりません。しかし、いまの世の中では「死」というトピックがあまりにもタブー化されていて、オープンに話すことのできる場所が限られており、「残された側」への社会的なケアが不十分なのではないかーーそんな社会課題に向き合うため、この「The Empty Chair」を立ち上げました。
今回、語り手としてご出演いただいたのは、サニーデイ・サービスのギター兼ボーカリスト・曽我部恵一さん。聞き手には、同バンドの取材を25年以上続けてきたライター / 編集者の北沢夏音さんをお招きしました。
お二人が思いを馳せるのは、2018年に他界したサニーデイ・サービスの元ドラマー・丸山晴茂さんです。丸山さんの遺志は曽我部さんの創作活動にどんな影響を与え続けているのか。また、丸山さんの訃報のあと鎮魂歌をつくり続けていた曽我部さんが、どんなことをきっかけにまた明るいロックミュージックをつくるようになったのかなど、貴重なお話をおうかがいしました。

「特別感」ではなく「ニュートラル」にこだわる

「死」に対するネガティブなステレオタイプをアップデートしたい。そんな想いを込めて、演出面では、同情や悲しみを誘うようなかたちではなく、故人を讃え、晴れやかな印象になることを意識しました。BGMも、暗い印象になってしまわないように心がけて選定。間の取り方やカットのタイミングでは、インタビューの撮影日に感じたやわらかく澄んだ天気や空気感を表現しています。
ロゴは、この企画のシンボルである2脚の椅子を2つの「h」を使ってグラフィックで表現。トーン&マナーは、映像と一貫して「ポジティブさ」を感じられるよう、ニュートラルなトーンでデザインしました。

  CINRA, Inc. のnoteでは、本企画の映像ディレクター・神谷優花理が、本企画に込めた想いなどを綴っています。ぜひ合わせてご覧ください。

noteの記事はこちら 

公開された動画は、2週間あまりで1万回以上も再生され、SNSなどでも大きな反響を呼んでいます。
CINRA,Inc.の映像チームは、これまでにも自社メディアや受託案件で、アーティストの内面や世の中の課題と向き合い、一つひとつの演出にメッセージを込めながら制作をしてきました。本企画を通じ、受け継がれていく遺志に思いを馳せることで、「死」をネガティブな現象のままで終わらせない文化づくりを目指します。

News&Link

【動画】 曽我部恵一「亡きバンドメンバーを想う」【The Empty Chair】
【ニュース】 曽我部恵一が「空席」に故人を想う。CINRAオリジナル映像「The Empty Chair」が公開
【note】 曽我部恵一出演の「The Empty Chair」企画。亡き友人への想いから生まれた映像制作の裏側

Credit

Production Supervisor:柏井万作
Director / Narrator / Editor:神谷優花理
Videographer / Logo Designer:野中愛
Starring:曽我部恵一*
Interviewer:北沢夏音*
Editor:山元翔一
PR:青柳麗野 / 市場早紀子
* 社外

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