
森ビル株式会社とCINRA, inc.がともに運営するメディア「HILLS LIFE DAILY」にて、森美術館で開催された展覧会『六本木クロッシング2022展:往来オーライ!』と連動したPodcast番組を企画・制作いたしました。
本プロジェクトは、これまで30、40代が読者の中心だった「HILLS LIFE DAILY」の読者層を広げることと、コロナ禍の自粛期間を経てあらためて美術館を訪れ、「作品と出会うことの価値」「美術館の存在意義」を問い直すことを目的にスタートしました。
『六本木クロッシング2022展:往来オーライ!』は、すでに国際的に活躍しているアーティストから、今後の活躍が期待される新進気鋭の若手まで、創造活動の「交差点(クロッシング)」となる展覧会。
そこで、本企画では「交差点」というキーワードを提案しました。オンラインでのコミュニケーションが発達するにつれ、他者との交わりが減り、「タコツボ化」が進むと囁かれる現代。「一見、自分とは関係ないものに見えるけど、じつはこんなところで交わっていた」「敵だと思っていたけど、交わると新しい発見があった」など、あらゆる場面で「交差」がもたらすポジティブな影響についていったん立ち止まって考え、まわりの人や出来事との関係性を見つめ直すきっかけとなる番組を目指しました。
本Podcastは、著名なゲストをお招きし、『六本木クロッシング2022展:往来オーライ!』のキュレーターとともに対話していくプログラム。ゲストの視点と作家の視点を交えながら、日常にあるさまざまな「交差点」に目を向け、先の見えない明日について思いを巡らせていく内容となっています。
ゲストは、「交差」というテーマに絡めて、外界から受けた刺激を独自の視点で噛み砕き、さまざまな表現で発信されている、感受性・創造性の豊かな方を意識してキャスティング。お笑いコンビ・Dr. ハインリッヒのお二人と、アーティスト「新しい学校のリーダーズ」のSUZUKAさんに出演いただきました。
Dr.ハインリッヒのお二人には、漫才の特徴でもある、唯一無二のワードセンスを生み出す背景や、相方であり姉妹でもあるお互いの関係性などについてうかがっています。また、世界デビューを果たし、国内外で活躍するSUZUKAさんには、メンバーや海外のファン・クリエイターから受けた刺激や、自分の内面との向き合い方などについてお話しいただきました。

今回の取り組みでは、SNSでのハッシュタグを活用したプレゼントキャンペーンも実施。実際にPodcastを聴いたリスナーからは、「作品に関して、自分以外の他者の感想を聞く経験はこれまでなかったので、すごくおもしろかった。新感覚の芸術鑑賞だと思う」といったコメントをいただいたり、Podcastがきっかけで展覧会に来場いただいたリスナーもいたりと、多くの反響をいただきました。
アート作品に、お笑い芸人・アーティストの視点を交えた企画を展開することで、現代アートに詳しくない方や、森美術館を訪れたことのない方にも興味を持ってもらえるよう制作した本Podcast。さまざまな歴史・文化が交差し、多様な人々が共存している日本の未来について、現代アートを通して考えるきっかけを提供することができました。
CLIENT:森ビル株式会社
ACCOUNT PLANNER:瀧澤葉奏
PROJECT MANAGER:林杏奈
PROJECT LEADER:光永智子
DIRECTOR:神谷優花理
DESIGNER:佐藤麻美
SNS DIRECTOR:金津朋幸*
SOUND DIRECTOR:佐々井宏太*
* 社外
ぜひお気軽にお問い合わせください。
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