日本の歴史的魅力や文化・伝統を語るストーリーとして文化庁が認定する「日本遺産」に認定された、「村上海賊」の公式Webサイトを制作させていただきました。

16世紀、日本最大の海賊と呼ばれていた村上海賊。彼らの本拠地である広島県尾道市と愛媛県今治市のあいだに浮かぶ「芸予諸島(げいよしょとう)」には、活動拠点として築いた「海城」をはじめ、海賊たちの記憶がいまも色濃く残っています。

日本遺産の認定に伴い、今治市や尾道市などで構成された「村上海賊魅力発信推進協議会」は、村上海賊にまつわるストーリーの魅力を国内外に発信すべく、日本語、英語、中国語など6か国語に対応した公式Webサイトを制作。認知度の拡大を図るとともに、このストーリーを起点とした観光客の誘客を目指しました。

CINRAは同サイトの開発・構築、デザイン、PRを担当しています。トップページの特徴は、壮大なロケーション背景はそのままに、日本語版と多言語版のタイトルコミュニケーションを変えたことです。日本語版のトップページでは、歴史的な背景として日本人に知られている「村上海賊」を全面に打ち出し、多言語版では外国人旅行客の視点に立ち、観光スポットとしての認知を促すため、「芸予諸島」をメインにいたしました。日本人とは前提条件が異なる海外のターゲットに対して最適な訴求を行いました。

サイト内のコンテンツは、村上海賊のストーリーを「景観」「秩序」「文化」「暮らし」「信仰」「系譜」の6つのテーマに分類して展開。村上海賊三家の居城跡である能島城跡や来島城跡など、芸予諸島のさまざまな名所を画像・テキスト・イラストで紹介しています。また、芸予諸島を橋で結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」は日本有数のサイクリングコースとしても人気が高く、サイト内にはレンタサイクルターミナル情報も掲載。旅行者への訴求をより高める工夫を取り入れています。

また、国内向けのPR施策としてCINRAが運営するカルチャーメディア「CINRA.NET」とのタイアップ記事を制作。元チャットモンチーのメンバーで、作家・作詞家の高橋久美子さんと瀬戸内エリアを訪れ、村上海賊の歴史や魅力に迫る記事を制作しました。村上海賊ゆかりのスポットを紹介するだけではなく、その文化を受け継いで発展させてきたしまなみの人々やまちの歴史にも焦点を当てた記事づくりを意識。村上海賊の生きた姿を、現代において想像し、体感できるようなタイアップ記事となりました。

歴史、文化、自然、そして人。それらすべての要素を通じて、村上海賊の魅力が伝わるプロジェクトになりました。

News & Link

Credit

CLIENT:村上海賊魅力発信推進協議会
AGENT・CREATIVE DIRECTION:中国四国博報堂
DIRECTOR:橋本健太郎
ART DIRECTOR:上田真奈美
EDITOR:野村由芽
WRITER:島貫泰介*
PHOTOGRAPHER:三野新*
DESIGNER:神明篤志(bulwark)*
FRONTEND ENGINEER:鈴木文*
* 社外

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