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17 February 2026

「創造性が共鳴し合う、世の中に」をビジョンに掲げる公益財団法人クマ財団(以下、クマ財団)。25歳以下の学生クリエイターを対象とした給付型奨学金制度「クリエイター奨学金」を通して、次世代のクリエイターを支援しています。CINRA, Inc.(以下、CINRA)は、奨学生であるクリエイターの紹介と、クリエイターたちが参加する成果発表展のプロモーションを兼ねた動画の制作を、2024年度より担当しています。
本プロジェクトは、「作家それぞれのアイデンティティを伝えるポートレート」というコンセプトのもと、クマ財団の熱意と若手クリエイターの等身大の姿や制作に対する姿勢に光を当てることで、財団のクリエイター支援活動の認知を獲得し奨学生の活動を広く社会に発信することを目指してスタートしました。
今回は、2025年度に取り組んだクリエイター奨学金9期生にフォーカスしたプロジェクトをご紹介します。

クマ財団では、これまでも奨学生を紹介する動画を継続的に制作してきましたが、若手クリエイターを支援する財団として、作品だけではなく奨学生自身の紹介やその活動の発信をより強化したいという想いがありました。そこで、動画のフォーマットを縦型に変更し、Instagramのリールなどより拡散力のある機能を利用して情報を発信することを目指しました。
前述の課題解決のため、CINRAでは「クリエイターそれぞれのアイデンティティを伝えるポートレート」をプロジェクトの中心的なコンセプトとして設定しました。
そのコンセプトから、単に作品を記録・紹介するのではなく、「作品だけではなくクリエイターの制作に対する想いや姿勢を紹介したい」という目的に基づき、それぞれのクリエイターが持つ創作への思いや考え、彼らの人となりに焦点を当てて表現する方針を策定。動画の視聴者に彼らの活動への情熱を深く伝え、「このクリエイターを支援したい」という共感を醸成するとともに、若手クリエイターによる成果発表展の集客に繋げることも目指しました。
コンセプトを具現化し、動画のクオリティ向上とクリエイターの個性を際立たせるために、プロジェクトチームは以下の具体的な施策を実施しました。
「等身大のクリエイター像」を引き出す丁寧なインタビューと雰囲気作り
撮影現場では、クリエイターの本音を引き出すため、インタビュアーによる発言の誘導や整理を極力控え、クリエイター自身の言葉で話していただく丁寧なインタビューにこだわりました。結果、それぞれのクリエイターの本質に迫る言葉を紡ぎ出すことに成功しました。
ポートレート撮影と自筆サインによる視覚的な個性表現
クリエイターたちの個性を表現するため、彼らのポートレートを真正面から撮る撮影方法を採用。また、2024年度に引き続きクリエイターの自筆署名を映像に組み込むことで、顔・名前・文字からクリエイターの個性を立体的に伝えることを目指しました。
多角的なカメラワークと特殊機材による「動き」の創出
静的なアート作品や座りながら話すインタビュー映像に躍動感を与えるため、カメラを複数台使用し、さまざまな角度からの撮影を実施。さらに、カメラクレーンなどの特殊な機材や手持ちカメラでの撮影を導入し、映像に豊かな動きを付け加えました。

冒頭の数秒でクリエイターの笑顔を印象づける
動画編集においては、「人にフォーカスする」というテーマを強調するため、動画の冒頭にクリエイターの笑顔のカットを挿入。「親しみやすさ」や「明るさ」を印象付けることで、ハードルが高くなりがちなアート作品や展覧会に対する難解なイメージを払拭することを目指しました。
クライアントからは、当初の予想を上回るクオリティにお褒めの言葉をいただきました。その結果、次年度以降の継続的な取り組みへと発展しています。2026年度以降も、動画制作を通してクマ財団が目指す若手クリエイター支援の活動をサポートしてまいります。
CLIENT:公益財団法人クマ財団
ACCOUNT PLANNER:駒木悠弥 / 西方由祐 / 村上史乃
MOVIE DIRECTOR:石原大輔
CINEMATOGRAPHER:吉田悠太 *
EDITOR :小布施 美憂 / 鹿渡 翔真 *
CONTENTS PROJECT MANAGER:片桐広貴
*社外
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