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インバウンド向け福島県観光PRサイト『I PLAY FUKUSHIMA』

5 July 2018

福島県に外国人観光客を誘致するためのPRサイト『I PLAY FUKUSHIMA』を制作させていただきました。

自然がつくりあげた四季折々の美しい風景や、歴史・文化のある建造物や史跡など、魅力的な観光資源が多い福島県ですが、2011年以降は東日本大震災の影響によって誘客に苦戦を強いられていました。そこで福島県は観光PRを強化するための事業として、2016年から新たなデジタルプロモーション事業を開始。それに伴い、これまでとはまったく異なる手法の観光PRサイトを制作することになりました。

本サイトでは「外国人観光客が福島県を観光地に選ぶ必然性」を創出するために、同じ嗜好の属性集団(クラスター)に向けて福島県の強みを発信する「クラスターアプローチ」を実施。通常の観光PRサイトは、場所やイベントの情報を発信するのが一般的ですが、今回は日本酒、桜、サムライ、エクストリームスポーツなど、重点国が関心を寄せるコンテンツを起点に情報発信をしました。単に観光地の魅力を不特定多数に向けてアプローチするのではなく、特定のコンテンツに関心を持つクラスターに絞ったアプローチを行っています。それと同時に、国ごとの興味・嗜好に合わせた情報設計を実施。言語ごとにコンテンツの表示順位を最適化することで、ターゲットの興味喚起を最大化するシステムを構築しています。

本案件では、サイトの名称やロゴの制作などブランディング領域も担当しています。『I PLAY FUKUSHIMA』というサイト名は、福島での旅を楽しむ観光客の「一人称目線」をイメージ。ロゴのモチーフである矢印はネクストステップへの動きを想起させ、福島の新たなイメージ創出のシンボルとしてサイト内に展開しています。

TOPページのファーストビューには福島の情緒的で美しい動画を配置。TOPページのメニューをマウスオーバーすると、各テーマをモチーフとしたオリジナルのアイコンがアニメーションによって映し出され、それぞれの世界観に入り込めるような演出を施しています。またクラスターごとに分けられたコンテンツページからスポットページまでスピーディに遷移するUI・UXを通じて、新たなフェーズに向かう福島県の積極的な情報発信を表現しました。

コンテンツにおいては日本酒や桜などクラスターごとに、福島への理解を深めるための記事を制作。記事の構成を「INTRODUCTION(導入)」「FEATURE(魅力)」「HOW TO PLAY(楽しみ方)」の3つに絞ることで、クラスターが求める情報を端的にまとめ、動画を起点としたクラスターアプローチに連続性を持たせています。さらにWebアドバイザーとして外国籍を持つ編集者を起用。初めて福島県を訪れる観光客目線を意識した編集を行うことで、より効果的な情報発信を行っています。

Webサイトへ誘導するための施策としては、YouTubeを活用した動画広告配信を実施。本案件で制作した動画のタッチポイント拡大を狙いました。なかでも『SAMURAI SPIRIT』をテーマに制作した動画は、再生回数727万回を突破。動画からサイトへのクリック数は2.1万、記事滞在時間は5分48秒を記録するなど、クラスターに向けて高い精度で情報を届けることができました。 ※観光庁が2018年2月に発表した宿泊旅行統計調査(2017年)によると、福島県に宿泊した外国人は9万4000人を記録。2010年(震災前)の8万7170人を初めて上回りました。

Credit

CLIENT:福島県
AGENT:東北博報堂/wondertrunk&co*
CREATIVE DIRECTOR:岡本岳大(wondertrunk&co)*
DIRECTOR:橋本健太郎
ART DIRECTOR:篠澤隆文
FRONTEND ENGINEER:三戸洋輔*
BACKEND ENGINEER:谷藤 圭一・今野 聖也(UNIBA)*
COORDINATOR:佐藤哲也(Helvetica Design)*
EDITOR:木下真理子*
WRITER:西丸亮
ILLUSTRATOR:紙野夏紀*
TRANSLATION:URBAN CONNECTIONS*
* 社外

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