

日本の自転車道で初めて『ミシュランガイド』に掲載、CNNの「世界7大サイクリングルート」にも選ばれた「しまなみ海道サイクリングロード」。瀬戸内海を縦断するこのサイクリングロードがある愛媛県では、2011年より「自転車新文化」をキーワードに、観光振興や地域活性化に取り組んできました。 しかし、さまざまなサイクリストのニーズ・シチュエーションにあわせた複数のサイクリングウェブサイトを運営していたため、ユーザーから見ても情報が分散されており、導線がわかりづらい状態となっていることが課題でした。そこで、それらの情報を横断して集約したポータルサイトを制作し、インバウンドも含めたデジタルマーケティング施策を行いたいという愛媛県側の強い思いが、このプロジェクトのはじまりでした。 CINRAはwondertrunk、中国四国博報堂、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社とともにチームを組み、デジタルマーケティング施策全体のコンセプトやターゲット設計、それをもとにしたロゴデザイン、ウェブサイト・記事コンテンツ制作を担当。コンセプトからアウトプットまで、一貫したクリエイティブを行いました。 近年、多くの自治体やDMOがインバウンド施策に取り組むなか、ターゲットをきちんと設定せず、「地域の魅力を広く浅く」紹介するだけのウェブサイトが乱立してしまっているという問題があります。 そんな状況のなか、「サイクリスト層」というターゲットを設定し、コンテンツを絞って打ち出した『CYCLING EHIME』のようなウェブサイトは少なく、ほかの自治体、DMOの参考になる先駆的な事例としても注目されています。 結果的には、サイトのユニークユーザー約58万人(目標20万人) 、動画再生約1,400万回(目標200万回)を達成。その後の調査でも、日本で約13万人のユーザー(相対的リフト107.4%)の来訪意向が向上し、検索リフトでは関心度が相対的に1544.3%向上したことがわかりました。 2019年11月には「しまなみ海道サイクリングロード」を含む国内3つの自転車道が、国土交通省によるナショナルサイクルルートに指定。今後サイクリングやツーリング、ドライブなどのアクティビティーを観光コンテンツとして打ち出す自治体や企業が増えていくことも予想されています。



初心者・中級者・上級者、3つのレベルのコンテンツを視覚的に選択できるマークを考案。外国人アドバイザーの意見を取り入れながら、ユニバーサルに認識できるデザインを制作。

サイクリストの多くは、コース選びのポイントとして「土地ならではの絶景を楽しめる」ことを重視。「しまなみ海道」をはじめ、愛媛県内のサイクリングスポットがグローバル目線で魅力的に伝わるアートディレクションを行いました。

CLIENT:愛媛県 企画振興部 政策企画局 総合政策課デジタル戦略室
AGENT:中国四国博報堂 / wondertrunk&co.
CREATIVE DIRECTOR:我那覇健一(中国四国博報堂) / 櫛部一雄 (中国四国博報堂) / 楠岡広基(中国四国博報堂)*
AD PLANNER:鈴木肇(中国四国博報堂) / 黒沢淳(DAC)
DESTINATION PRODUCER:小沢拓郎(wondertrunk&co.)*
CREATIVE PLANNER・WEB DIRECTOR:村上史乃
CREATIVE PLANNER:嶋田あかね
ART DIRECTOR・DESIGNER:井手聡太
TECHNICAL DIRECTOR:伊藤悠太
FRONTEND ENGINEER:瀬谷優(SNIPE Inc.) / 小澤真之介(SNIPE Inc.)
BACKEND ENGINEER:太田勝喜(SNIPE Inc.)*
CONTENTS PLANNER・EDITOR:佐々木鋼平 / 原里実
PHOTOGRAPHER:元圭一(LifeMarket) *
SUPPORT & SPECIAL THANKS:比嘉洋仁 / 児玉莉菜
* 社外
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