企業の文化に変化をもたらしたい。自社のノウハウを活かした、クライアントとのオウンドメディア制作について

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こんにちは! エディターの菅間です。

CINRAには、『CINRA.NET』をはじめとした自社メディアを扱うメディア事業部と、クライアントワークを行うクリエイティブ事業部という、2つの事業部が存在しています。そのクリエイティブ事業部の中のコンテンツ制作に特化したチームとして、昨年「コンテンツチーム」が発足しました。

コンテンツチームの仕事は、主にクライアントのオウンドメディアの企画、編集、進行管理、SNS運用などを行うこと。各界著名人へのインタビューからスポットの紹介まで、記事をはじめとしたさまざまなコンテンツを企画・制作をしています。

今回は、そのコンテンツチーム立ち上げメンバーの竹中に、オウンドメディア需要の高まりを背景に生まれたコンテンツチームのお仕事のあれこれについて、訊いてみました!

メディアの企画運営を行う専門部隊「コンテンツチーム」の仕事とは?

——CINRAはこれまでにどのようなメディア制作に携わってきたのでしょうか。

竹中:まず一つ例をあげると、資生堂さんの広告作品紹介サイト『こちら、銀座 資生堂 センデン部』があります。これは、資生堂 宣伝・デザイン部のクリエイターを取材して、どんな思いで作品を作っているかを紹介するWebサイトで、CINRAがクライアントとメディア運営を行う機会が増えるきっかけとなったお仕事でもあるんです。2013年から、毎月コンテンツを更新しており、2016年の今年は英語版の立ち上げも行いました。

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資生堂ならではの「美」を発信するWebサイト『こちら、銀座 資生堂 センデン部』。

こちら、銀座 資生堂 センデン部』に続き、経済産業省さんと運営している『100 Tokyo』という東京のユニークなモノ・場所・コトを世界に紹介するWebメディアや、森ビルさんと運営している『HIP』というビジネス系のWebメディアのように、ロゴ制作やWebデザインといったブランディングから、コンテンツ制作やメディア運営まで、ワンストップで行うお仕事が増えてきています。

——今まで、どのような体制でクライアントと一緒にメディアやそのコンテンツを制作していましたか?

竹中:もともと、クライアントのWebサイトのコンテンツ制作を専門とするチームはなく、カルチャーニュースを取り扱う『CINRA.NET』のエディターがそれに携わっていたんです。それから、Webサイト制作やオウンドメディア制作の需要が増え、メディア運営やコンテンツ制作を行う専門の「コンテンツチーム」が立ち上がることになりました。

——『CINRA.NET』編集部から受け継いでいることはありますか?

竹中:『CINRA.NET』編集部では、より多くの人に伝えるために、取材対象者の人物像を深掘りしたり、意外な切り口を作るなどの工夫をしています。例えば、音楽アーティストの記事を制作する場合、音楽に関する情報だけでなく、その人の人生観などを伝える記事づくりを心がけているんです。

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そのために、『CINRA.NET』では企画に応じてふさわしい外部のライターやカメラマンと一緒に記事制作を進めているのですが、それは今でもメディア全体の方向性や目的に合わせて、幅広いコンテンツを制作することに活きています。

あとは、一次情報を大事にしている点も『CINRA.NET』から受け継いでいます。Web上の情報をただまとめるのではなく、人に聞いたり場所に行ったりして、既存の記事と差別化された「深さ」のあるコンテンツを作ることも、共通して心がけていますね。

コンテンツを加速させるための「デザイン」×「運用」の仕組みづくり

——「深さ」の話といえば、『リクルート 2017年度新卒採用サイト』も、通常の採用サイトに比べると、かなり社員一人ひとりを掘り下げてインタビューしていますよね。

竹中
:そうですね、基本的に新卒採用サイトって、読み物としてのコンテンツがあるというよりも、必要な情報だけを網羅していることが多いですよね。ただ、今回はリクルートの財産である「人」の魅力を伝え、学生とマッチングさせることが目的だったので、働く社員一人ひとりをクリエイターと捉え、人柄や仕事のスタンスを深掘りするインタビューコンテンツを制作しました。写真に関しても、アートディレクター・カメラマンと話し合いながら、「人」の魅力がもっとも伝わる絵作りを工夫しています。

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リクルートホールディングス2017年度新卒Web採用サイト『RECRUIT DNA』。

——インタビューもそうですが、写真やビジュアルにもこだわりを感じます。

竹中:コンテンツや記事を作る上で、それをどう見せるかはとても大事だと思うんです。私たちが表紙やデザインを見て雑誌や本を手に取ることと同様に、Webメディアも「どのように見せるか」がそのブランディングに関わってくるので、メディア内のロゴの制作やコンテンツの見せ方などはディレクター、エディター、アートディレクターがタッグを組んで進めています。メディアをゼロから立ち上げるというときは、ワークショップなどを通じてクライアントと一緒にコンセプトを考えるなど、戦略の部分からご一緒することも多いですね。

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森ビルのイノベーション促進プラットフォーム『HIP』のWebメディア。ロゴやデザインなどのアートディレクションから、CMS(更新システム)構築、コンテンツ運用までを行う

——メディアを立ち上げ、運用し続けていくためには、何が大切なのでしょうか。

竹中:メディアは作ってしまえば終わりではないので、立ち上げ後にクライアントが運営していけるように更新しやすいシステムをエンジニアと作ることかなと思います。それだけではなく、コンテンツ運用のためのレクチャーも行っています。どのクライアントも、メディアを続けるための予算と目標があって、それを達成しなくてはいけないという難しい課題を持っていらっしゃると思うので、お話しながら継続可能な体制作りを一緒に考えさせていただいています。

こういった「デザイン」「システム」「コンテンツ」をワンストップで対応できるのは、CINRAの強みかもしれませんね。

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——今は、誰もが簡単にWebサイトを作れて、SNSで発信できる時代ですが、CINRAがコンテンツ制作に関わる意味は何なのでしょうか。

竹中:そういう時代だからこそ、CINRAとしてはクオリティで応えていければな、と思います。そのうちの一つに、自社メディアを運営してきたノウハウがありますね。特に、メディアの方針に応じたコンテンツ設計や、ライターやカメラマン、キャスティングといった人を集める部分に関して、これまでの知見やネットワークが活かせると思っています。

もう一つ、クリエイティブ事業部にはさまざまな得意分野を持つメンバーがいるため、アウトプットは「Webの記事」にこだわらずに、フリーペーパーであったり、動画であったり、もっともそれが伝わる方法を考えるようにしています。最近も動画とテキストで展開する青春ドラマコンテンツを制作したのですが、新しいことにはどんどんチャレンジしていきたいです!

コンテンツ制作を通じて、企業の文化に変化をもたらしたい

——メディアを一緒に作り上げる中でやりがいを感じる瞬間を教えてください。

竹中:クライアントとCINRAで編集チームを組んでいる場合も多いのですが、お互いにアイデアを出し合いながらメディアを育てていくのは非常にやりがいのあるお仕事だと感じています。いろんなアイデアが生まれる編集会議は、どれもとっても楽しいですね。

——最後に、今後のコンテンツチームとして目指したいものはありますか? 

竹中:CINRAが今まで出会わなかったものを繋いでいくことで、化学反応が生まれるといいなと考えています。例えば、コンテンツの企画を通じて業界がまったく異なる企業同士が出会ったり、まったく知らなかった商材に出会って新しい商品アイデアが生まれたり、『CINRA.NET』で繋がりのある音楽やアートなどのカルチャーの分野を企業と繋げていったり……。わたしたちが入ったことによって、「企業の文化に変化をもたらす」ことができたらいいな、と思っています!

——ありがとうございました。

竹中がインタビュー中でも触れていた、外部の立場から「企業の文化に変化をもたらす」ことは、決して簡単にできることではないかもしれません。それでも、コンテンツチームの一員として、私もいつかそんな瞬間を実感してみたい! と感じたのでした。

ここで登場したサイトを紹介しているCINRAの制作実績はこちら

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